【新唐人2010年8月8日付ニュース】今年に入り、中国では豆類やニンニクなど、農産物の価格が暴騰しており、主食でもない農産物の価格が、豚肉よりも高くなっています。これは、不動産バブルへの引き締め策のため、行き場を失った投資マネーが流入した結果だと見られています。
まずはニンニク。山東省では、7月の卸売価格が2年前の8倍にまで高騰。
にんにくに続き、生姜の値段も暴騰しています。北京では7月末の価格が、7月初めの1.5倍にまで上がりました。昨年の同じ時期の約2倍にあたります。
報道によると、ニンニクの取引に数百万元を投じた結果、数ヵ月後には数千万元に値上がりし、10倍もの利益を得た人もいました。生姜も同様で、わずか半年で2倍以上に値上がったので、大もうけをした人がいます。
この種の取引は、空売りを繰り返す、先物取引のように行われています。
これらの農産物の価格の暴騰は、最近の自然災害や買占めによる供給不足のほか、政府の監督がおろそかなため、一部の人により価格が操作されていると指摘されます。
6月~7月は山東省のニンニクの最盛期ですが、今年の新物はすでに業者が買いあさり、値段はまだまだ上がりそうです。
新唐人記者がお送りしました。